顎関節症
TMD
P 駐車場7台
徳重・名古屋芸大駅から
徒歩で2分
顎関節症
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顎関節症は歯科3大疾患の1つとされている患者数が多い疾患ですが、
専門的に診察している医療機関が比較的少ないとされています。
当院では多くの方を診察させていただいており、専門的な知識と技術を取り入れております。気になる症状がありましたら、まずはご相談ください。
「口を大きく開けられない」「開け閉めすると痛む」「カクカクと音が鳴る」などの症状が現れる顎関節症。強い歯ぎしりや食いしばり、頬杖などのクセ、ストレスなど多くの原因が積み重なって発症するといわれています。
自然に症状が治まることもありますが、悪化すると肩こりや頭痛など、全身にも悪影響を及ぼすことがあります。症状が軽いうちに対処できるよう、お早めにご相談ください。
顎関節症の原因は多因子病因説といい、一つの要因が決め手となるわけではなく、いくつかの要因が合わさることにより起きると考えられています。一つひとつは小さな要因なのですが、それが合わさることで顎関節症を引き起こします。
その要因とは、噛み合わせの不調和、顎関節やその周辺組織の異常、お口の状況から来るものが多いですが、その他にもストレス(常に緊張や不安を抱えている)、打撲や転倒などの外的要因、日常での癖(スマホの長時間利用、いつも同じ側で噛む、爪噛み、うつぶせ読書、頬杖、睡眠中の歯ぎしり)、睡眠不足、PC作業、精密作業などからも顎関節症になることがあります。
最近では歯牙接触癖(TCH)も大きな原因になっていると報告されています。
顎関節症の治療では積み重なった原因の一つひとつを明らかにして、取り除いていくことが大切です。原因によって治療の流れを決めなければなりませんし、顎関節症以外の病気が発見されることもあります。
問診が重要となるため、他の治療よりも質問が多くなります。
顎関節の歪みを改善させるためのマニュピュレーションというストレッチを行います。口を大きく開けられなくなった症例で特に有効な処置です。
また顎関節のストレッチ方法を説明して、毎日ご自宅で実施していただきます。
単純な治療ですが、軽度の顎関節症の方はこの治療だけで改善することも多くあります。
痛みが強い方や、顎関節部で炎症がある方には鎮痛や消炎効果のあるお薬を処方させていただくこともあります。
治療初期に実施することが多い方法です。
スプリントと呼ばれるプラスチックのマウスピースを使用します。夜間の睡眠中にスプリントを使用し、睡眠中の歯ぎしりや無意識の筋肉への負担を軽減することができます。顎関節症の患者さまには一般的に用いられる、保護を目的としたマウスピースとは異なり、装着時に咬み合わせを誘導したり、顎のストレッチ効果をもたせたマウスピースを作製することが多いです。
スプリントは患者さま一人ひとりに合わせて作り、顎関節症の改善・緩和をチェックしながら調整。スプリントは簡単に取り外すことができるので、ご自宅でくつろいでいるときや就寝時などにご利用いただけます。また、気道を広げる効果をもたせて、いびきの改善や軽度の睡眠時無呼吸症候群の治療に用いることもあります。
大きな咬み合わせの異常がある場合や、症状が強く早期に痛みを取り除く必要があるときに行う処置ですが、歯を削るデメリットを考えて積極的に行うことはありません。
顎変形症や茎状突起過長症など手術が必要な症例に行うことがあります。